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成人式の髪切り

成人式あれこれ

成人式

成人の日には、成人式やそれに関連したイベントなどが各地で行われます。
昔の友人に久しぶりに再会したりするのが楽しみな反面、成人式には何を着ていこうか?美容院の予約が間に合うかな?などの準備も考えてしまいます。
また、そもそも成人式の由来ってなんだろう疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
それらの成人式のあれこれまとめてみました。

成人式の由来

成人式の原型は、男子は「加冠の儀」、女子は「髪上げの儀」と呼ばれる昔の儀式にあると言われています。
「加冠の儀」とは、13歳ごろに行われる元服の儀式のときに、男子が初めて冠(烏帽子)をかぶる儀式です。よく使われる「冠婚葬祭」の「冠」の字の由来ともなっています。
「髪上げの儀」とは、長く伸ばして髪を女子が初めて結いあげる儀式です。
昔は、男子は「加冠の儀」、女子は「髪上げの儀」を済ませると一人前とみなされていました。
「成人の日」として初めて定められたのは、昭和23年1月15日のことで、満20歳の男女の成人を祝う日になりました。
現在では、「成人の日」は、1月の第2月曜日を国民の祝日とし各地の自治体で成人式がとり行われるようになっています。

成人式の服装

成人式を正装で出席する場合、男性は、紋付き袴かダークスーツ、女性は、振袖やはなやかなワンピースやスーツ、ドレスなどです。
購入して揃える場合は、今後の知人の結婚式や卒業式、就職用のスーツなどの場面を考慮に入れると後で役に立ちます。
また、衣装のレンタルも利用するのも良い方法です。

卒業

入園・入学・進学祝いとそのお返し

入園・入学・進学祝いとそのお返しについて

入園や入学、進学のお祝いは、身内のお祝いなのでその範囲は、双方の祖父母や子供の両親の兄弟ぐらい方が普通です。
もちろん、特別に親しい間柄の友人の場合などはその状況に応じてですが、友人や知人ぐらいなら、お祝いの言葉をかける程度で十分でしょう。
入園・入学・進学祝いのお返しは、「お互いさま」とされ基本的に不要とされています。お祝いをいただいた場合は、忘れずにいただいた方の子供の入園・入学・進学祝いを贈りましょう。
また、いただいた方に子供がいない場合やどうしてもお返しがしたい場合は、いただいた品物や金額の三分の一から半分程度を目安に「内祝い」として贈ります。

入園祝い

子供にとって、幼稚園は初めての集団生活です。プレゼントに手紙を添えるときは「遠足が楽しみだね」とか「お友達がたくさんできるといいね」などポジティブな言葉をいれると良いでしょう。

入園祝いのプレゼント

通園に役立つ帽子やバック類は、幼稚園で決まっている場合もあるので注意しましょう。絵本や図鑑などの知育系のグッズがおすすめです。

入園祝いのお礼

祖父母に入園祝いのお礼の手紙などを送る場合は、本人が書いた祖父母の似顔絵などを添えると喜ばれます。

入学祝い

子供の小学校への入学は、大切な節目とされています。6年間と一番長い時間を過ごし、楽しかったり、失敗したりの経験をたくさんします。応援するつもり祝ってあげましょう。

入学祝いのプレゼント

小学校の入学祝いのプレゼントとしてランドセルや学習机などは、祖父母が贈る場合が多いのでさけましょう。直接本人や両親に聞ける場合は、その品を贈り、そうでない場合は、文房具セットや図書カードなど重複しても大丈夫なものがおすすめです。

入学祝いのお礼

入学祝のお礼状は、両親が書いても良いのですが、本人に書かせるともらった相手の方は「字を書く練習頑張っているなあ」と微笑ましく思い喜ばれます。

進学祝い

中学や高校、大学など卒業と入学が重なる場合は、合わせて進学祝いとして贈るのがおすすめです。

進学祝いのプレゼント

中学生以上になると好みもはっきりしてくるので、本人に直接欲しいものを聞くのがおすすめです。直接聞けない場合は、ギフトカードや現金などでも後から本人が自由に決めれるのでベターです。

進学祝いのお礼

進学祝いのお礼状は、本人に書かせるのが良いでしょう。ギフトカードや現金を頂いたときは、「辞書の購入に使わせていただきます」など利用目的などを文にいれると良いでしょう。

七五三の画像

子供の成長を祝う七五三

七五三の由来

七五三は、公家や武家での子供の成長を祝う風習が合わさり現在の形となりました。
江戸時代になると一般庶民にも広がり、「11月15日」という日もこのころ定まってきたようです。現在は、「11月15日」前後の休日に行うことも多くなっています。
また、本来は、数年で行いますが、満年齢で行うのが一般的になっています。

三歳の祝い

三歳の祝いは、男の子、女の子ともに祝います。
この日を境に子供の髪を切ったり剃ったりしていたものを伸ばし始める「髪置き」といわれる儀式もあります。

五歳の祝い

五歳の祝いは、男の子が行うのが一般的です。
碁盤の上に立ち左足から袴をはく「袴着」と呼ばれる公家や武家社会由来の儀式があります。碁盤は、「吉方を占う升目」という意味や「攻守を決する場所」という意味があり、その上から袴をはくという行為に天下をとって欲しいという願いがこめられています。
また、現在では、幼い子供から少年への成長を祝う意味もこめられています。

七歳の祝い

七歳の祝いは、女の子が行います。
七歳までの女の子が、着物を着るとき「つけひも」できつくないように着付けるものでした。七歳の女の子の祝いでは、この「つけひも」を解いて、帯を締めて振袖を着付ける「帯解き」と呼ばれる儀式が行われます。

七五三の着物

七五三の着物は、記念に購入する方もおられますが、写真館などでレンタルするケースが増えてきています。また、着物を着せて記念写真を撮って、神社には、動きやすい洋服でお参りする方も増えています。

七五三の女の子の着物

三歳の女の子の場合は、初宮参りの祝いの着を仕立て直して被布(着物の上に羽織る上着)を重ね着せます。
七歳の女の子の場合は、本裁ちした振袖に帯で着付けます。

七五三の男の着物

五歳の男の子の場合は、紋付の着物と羽織袴を着付けます。

七五三の両親の服装

子供の服装に合わせ準礼装や略礼装にします。
洋服の場合は、父親ならスーツやブレザー、母親ならおしゃれなワンピースなどを用意します。

命名

いろいろな願いこめられた赤ちゃんの命名

生まれる前から赤ちゃんの名前を決めるのは、いろいろと悩むところですね。

姓とのバランスを考えたりや運勢の良い字画を調べたりされる方も多いかと思います。
「名付け事典」などを利用するのもよい方法です。

出生届の提出時期が出産後14日以内ですので、名前はこの時までに決めなければなりません。

もし、前の記事で紹介した「お七夜」でお祝いをする場合は、このときまでに決めておくと赤ちゃんをお披露目する際、名前を呼んでもらえるのでおすすめです。

お七夜

母子の七日間の無事の祝い!お七夜

お七夜とは

出産から七日目に近親者を招いて祝宴を開いて祝うことを「お七夜」呼びます。

昔は、出産後すぐに死亡する赤ちゃんする例が多く、産後の忌明けの意味もこめて行われました。

このため、昔は、親族を招いて盛大にお七夜を行う場合も多かったのですが、時代とともに出産の際の危険も減り、お七夜も、身内で簡単に行うことが増えています。

「お七夜」の祝宴の膳は、縁起の良い料理が振る舞われます。赤飯や頭付きの焼き魚、刺身は、おめでたいの意味で「タイ」や出世魚の「ブリ」などが一般的です。

出産祝い

出産祝い – 知らせる範囲やお見舞いなどあれこれまとめ

出産祝い

無事に赤ちゃんが生まれホッとするのもつかの間、出産の知らせの範囲や方法、出産祝いへのお返しとしての内祝いの方法などいろいろと考えることも多いかとおもいます。
また、出産の知らせを受けた側も、お見舞いに行った方が良いのかとか出産祝いはどのようにしたら良いか迷うこともあるかと思います。
そこでこれらの考え事をまとめてみました。

出産の知らせの範囲や方法について

出産後は、待ちかねている双方の両親や兄弟などの近親者に報告します。友人や知人、親戚など広範囲に知らせてしまうとお祝いの催促をしているように思われるので注意しましょう。
これらの方には、付き合いの度合いに合わせて退院後、少し落ち着いてから報告するか年賀状などでさりげなく知らせるだけで十分でしょう。

出産後のお見舞いについて

出産の知らせを受けても双方の両親と兄弟の身内以外は、産後間もなくの頃はお見舞いは遠慮するほうが良いでしょう。母子ともに体調がまだ回復していないので気を使わせない配慮が必要です。
また、「赤ちゃんの顔を見に来る?」と連絡を受けた場合も、授乳中の場合も考え男性や子供を連れていかない配慮が必要です。
訪問する時間もなるべく短くしましょう。

出産祝いについて

出産祝いは、ベビー服などのベビー用品を贈る場合が多いようですが、好みの違いや重複する場合も考えて現金や商品券なども選択肢の一つです。この場合、「ちょっと選ぶのに自信がないので、お好きなものをどうぞ」と添えると良いでしょう。
もちろん、欲しいものが直接聞けるようであれば、その品を出産祝いの品とするのがベターです。
出産祝いの水引は、「紅白の蝶結び」にして、表書きは「御祝」とします。
出産祝いを贈る時期は、出産後一週間から一ヶ月の間、後から知った場合は、その時点で贈ると良いでしょう。

金額のめやすは、両親や近親者、友人などの間柄や土地の風習などで大分変わりますが、3000~10000円前後が多いようです。

出産祝いのお返しとしての内祝い

元々は、自家の出産を親戚やご近所の方にも祝ってもらうために紅白の餅や赤飯を配ることが「内祝い」とされていましたが、現在では、出産祝いのお返しとしての「内祝い」が主流のようです。

出産祝いをいただいた方に、お宮参りの時期(生後1から2か月後)にタオルやお菓子などの日用品や消耗品などを贈ります。

表書きには、「出産内祝」と赤ちゃんの名前を書いてお披露目します。

岩田帯

帯祝いは出産の無事の願い?帯祝いの由来とは?

帯祝いの由来

帯祝いは、妊娠が安定期に入り妊婦のお腹がふくらみ始めたころ、お腹に腹巻きを巻いて出産の無事を祈るならわしです。
一般的には、妊娠5ヶ月目の戌の日に行われます。
なぜ戌の日かというと犬は多産でお産が軽いことから選ばれたのが由来です。

「古事記」に残された記録によりますと神功皇后が、三韓出兵のときに懐妊しており、その際「帯祝い」を行ったという記述が残されており、この行事が大変古くから行われていたことが分かります。

岩田帯について

帯祝いに送られる帯を「岩田帯」と呼び、一般的には、妻の実家が用意します。
儀式用や記念用の紅白の2筋の絹帯と普段用に使用する1筋の木綿帯の計3筋の帯を重ねて奉書紙で包み紅白の水引をかけます。
表書きは、自分の娘に送るときは「祝帯」「岩田帯」とし、他人に送るときは「御帯」と書いて下に贈り主の名前を書きます。

岩田帯の由来

岩田帯(いわたおび)は「斎肌帯(いはだおび)」が語源とされています。斎肌帯の「斎」は、けがれを避けて心身を清らかな状態に保つという意味があるのですが、その後、危険がともなう出産の際に岩のように丈夫な赤ちゃんが生まれるようにとの願いから「岩田帯」と変わっていきました。

初節句のアイキャッチ

初節句のお祝い

初節句

生後初めて迎える節句を初節句といいお祝いをします。女児の場合は3月3日の上巳の節句に行われ、男児の場合は、5月5日の端午の節句に行われます。
また、地方によっては、誕生日と初節句が近い場合、翌年に延期することもあります。

女児の初節句

一般的に上巳の節句は、桃の節句やひな祭りとして知られています。
ひな祭りのひな人形には、女児の穢れや病気を移して災難を逃れる意味が込められています。
また、ひな飾りは、平安京の内裏の紫宸殿でのお内裏様(天皇)とお雛様(皇后)の結婚式のお祝いの様子をあらわしたものといわれ、将来の女児の幸せな結婚への願いも込められています。
女児の初節句には、母親の実家からひな人形を送られるのがならわしとされています。
飾る場所のスペースや両親の意向、予算などふまえて決められると良いでしょう。
祖父母以外の親族の場合は、ぬいぐるみや衣類、現金などを送ることが多いです。

男児の初節句

端午の節句は、日本では子供の日とされゴールデンウィークの休日の一つとされおり、男の子の成長を祝うとともに立身出世を願って鯉のぼりや鎧兜を飾ります。
初節句のお祝いとして、双方の実家から、鯉のぼりや甲冑、兜飾り、金太郎や鍾馗様などの武者人形などが送られます。
双方の実家と確認して同じものが重ならないよう話し合いをするほうが良いでしょう。
また、マンションのベランダに鯉のぼり飾る場合は、スペースや安全性に注意が必要です。
祖父母以外の親族の場合は、衣類、現金などを送ることが多いです。
お祝いをいただいた場合は、「内祝」として柏餅などを贈ることもあります。