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お正月の行事

お正月は、新しい年の豊作や幸運をもたらす「年神様」を家々にお迎えする新党の行事でした。
もともとは、正月と盆が、神と祖先を祭る年に2回の「魂祭り」とされていました。

行事の性格は、元旦を中心とする大正月と15日を中心とする小正月とでは、異なります。小正月は、稲作の予祝行事として農家において盛んであるのに対し、大正月は、初詣や年始のあいさつ回りなど公家、武家及び町家において行われたものでした。
現在では、農家の都市化が進み大正月の行事が一般的になっています。

平安時代には、大みそかの夜には、先祖の霊が戻ってくると信じられており、ゆずり葉を盛って供える習慣があったと言われています。
中世以後は、盆は仏教行事として、一方の正月行事は、神道的な行事として定着していきました。

この違いは、火の扱い方によく表れています。
盆の火の扱い方は、「迎え火」「送り火」で先祖の霊がたどる道を照らす性質があります。正月の火の扱い方は、「厄払い」を意味し、邪気を払う「どんど焼き」などが代表です。

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