香典の由来について
香典は、もともと「香奠」が語源とされています。
この「香奠」は、「奠」が「祭祀の供物をすすめる」ことをさし「香」の意味が霊前にそなえる「香」をさしており、霊前に供える香りを意味しました。
かつては、霊前にお供えする「香」としての線香に限らず、お米や野菜などを持ち寄り遺族の方が服喪の間の生活がしやすいようにと気配り的な要素も含まれていました。
現在では、代わりに現金を持参して贈るようになり「香典」と呼ばれるようになりました。
通夜と葬儀の両方に出席する場合は、通夜のときに「香典」を持参します。
香典の金額
香典の金額は、故人とのつきあいや関係、贈る側の年齢や地域の慣習などにより違ってきます。
一応の目安として下記の表にまとめましたが、親族や友人などと話し合い金額を決めた方が良いと思われます。
迷われたときは、一般的に故人が、一家の主人や主婦の場合多めにすると良いようです。
香典の金額の目安
祖父母 | 10,000円 |
親 | 100,000円 |
兄弟姉妹 | 50,000円 |
おじ・おば | 10,000円 |
上記以外の親戚 | 10,000円 |
職場関係 | 5,000円 |
勤務先社員の家族 | 5,000円 |
友人・その家族 | 5,000円 |
隣人・近所 | 5,000円 |